まちにわ防災講座「東日本大震災から学ぶまちとしての備え」を行いました。 | まちにわ ひばりが丘

まちにわ防災講座「東日本大震災から学ぶまちとしての備え」を行いました。

3月18日(土)ひばりが丘パークヒルズ南集会所にて、ひばりが丘団地エリアの方を対象とした「まちにわ防災講座」が開催されました。
当日は春らしい陽気に恵まれ、賃貸と分譲マンションにお住まいの方、21組30人の方にご参加いただきました。

 

講師には一般社団法人復興応援団の佐野哲史さんをお招きし、前半は東日本大震災から学んだことについての講演を聞き、後半はマンション内避難生活について参加者で考えました。

講義の前に、共催者のひばりが丘団地自治会、事務局から挨拶がありました。篠原自治会長のお話では自治会には20年防災訓練の実績がありながらもまだまだ学ぶことがあるという姿勢が印象的でした。


高村事務局長からは「まちにわ防災講座」に関する説明がありました。

開催の目的は、

・住民にワークショップを通じて防災減災を身近な課題として捉えてもらうこと

・分譲マンション、URという括りでなくひばりが丘団地全体で「共助」のきっかけを作ること

を目指しているとのことでした。

ぽかぽか陽気にうとうとしてきた参加者も見られる中、佐野さんのお話が始まりました。

「わたしは実は田無出身で、高校生のときに団地の夏祭りに当時の彼女と遊びに来ていました!」という導入で会場の雰囲気は一気に打ち解けました。

 

復興応援団は、緊急支援だけでなく、その後の復興までを視野において活動しています。事業の一環に、大震災を乗り越えてきた叡智の伝承があり、それが本日の講演であり、配布された「よき避難者の手引き」です。

 

南三陸の当時の様子を聞いた後、各テーブル毎にマンション内避難生活についてのワークショップが始まりました。


まず、それぞれで現時点でしている備え・対策を書き出していき、それを他の参加者と共有します。

 

「カセットコンロはあったほうがいいね」

「防災リュックの中の物の有効期限や賞味期限を確認するのを忘れがち」

という気づきから、

「日頃から隣近所と顔見知りになっておく」

「顔が広い人とつながることで交友関係が広がり、心強いのでは」

といった発言もありました。

 

また、「どのように『共助』を育んでいけばいいのか、マンションで同じ階の住人で集まってみてはどうだろうか」という意見に対し、佐野さんが「何かを一緒にすることで共助は生まれます。例えば、料理屋同士でお米の貸し借りをするとか」とアドバイスする場面もありました。

書き出す、共有する、事例を聞くを繰り返しながら、話は弾み、あっという間に質疑応答の時間になりました。


防災を身近に捉えてもらう方法についてや、災害発生時にマンションとしてまず何をすべきかなどの質問がありました。

 

佐野さんからは

「被害を少なくするキーワードとして、自助、共助、公助とありますが、まず自分でできる『自助』から」

「防災減災、コミュニティづくりと難しく考えないで」

「昔は地域の人々の交流の場として“祭り”があった。“祭り”に代わる都市的な場を作り出せたら」

などのヒントをいただき、たくさんの気づきとともに閉会となりました。

 

今後、まちにわではさらに一歩進んだ防災講座の開催を予定しております。

今回ご参加いただいた方も都合が合わず欠席された方も、近隣に住む方とお知り合いになるいい機会でもありますので、是非お越しください。

 

写真:平田 武(まちにわ師)

ライター:白井 真純(まちにわ師)