郊外の魅力を高める! ひばりが丘connect開催
2025.08.28
ひばりが丘に住む人を増やすために、郊外の魅力を発信するトークイベント「ひばりが丘connect(コネクト)」の開催レポートです!
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まちにわひばりが丘がある「ひばりが丘団地」は都市部に隣接した、いわゆる「郊外」にあたります。
その郊外には、暮らす・働くにあたっての魅力がたくさん詰まっています。
郊外の魅力を知っている人、
郊外の魅力を作り出している人、
郊外の魅力で楽しんでいる人にきてもらい、
郊外の魅力を話してもらう、それがひばりが丘コネクトです。
このイベントを立ち上げた背景として、不動産事業者や開発事業者の方に、また郊外で暮らそうと考えている人に、コミュニティの息づかいや、コミュニティの良さや魅力を作っているまちにわひばりが丘などをあらかじめ知っていただくことが大切だと考えました。
そうすることで、不動産事業者のみなさんは、物件情報にプラスアルファの魅力を購入希望者に伝えることができるようになります。また、郊外に移り住もうと思っている人は、地域の資源のことを知っておけばスムーズに暮らしをスタートできることができますし、もっと暮らしを楽しめるはず。また、困ったことも助け合える環境があることはとても安心材料になると思いました。
さて、そんな目的をもった「ひばりが丘connect」の第1回目は、
郊外ぐらしを推し進めるHITOTOWA Inc.の荒 昌史さん、know Inc.の深津康幸さん。そして長年ひばりが丘に在住し、地域コミュニティの活性化に尽力されている郊外住民代表の照屋 朝さんをお迎えしました。
knowの深津さんからは、練馬区石神井駅に誕生した_conveni(バーコンビニ:西武沿線のおいしい!楽しい!がギュッと詰まった新スポット)や石神井台のR (アーーーーール:賃貸マンションの一室をリノベーションして生まれた街とマンション住民に開いた次世代型共用部)などのプロジェクトを紹介いただきました。
また、深津さんは様々なプロジェクトにおいて「製作」をするなかで、郊外では特に「コンセプト」の重要性について話していらっしゃいました。たとえば、おしゃれなマルシェをただ実施するのではなく、なぜ実施するのか、地域の資源や課題に沿ったコンセプトを立てることでエッジが立ち、コンテンツが力を持つというお話をされた時、会場の皆さんがとても頷いている様子を見ることができました。

HITOTOWAの荒さんからは、東久留米市の学園町や農地で進行している森のような住宅プロジェクトを紹介いただきました。郊外ではスプロールでの宅地化が急激に進むなか、住宅開発の中でも「緑」、「自然」や「農」を残す必要性を訴えていただきました。特に、それらが地域コミュニティの場として「コモン」の役割を果たすのではないかという言葉が印象的でした。

照屋さんは、西東京市ひばりが丘で仲間とともに東京都にも認められる防災組織のたちあげや、地域一大イベントまでに成長させたスポーツ×防災イベント「ひばリンピック」についてお話してくれました。また、防災委員会の運営を経て、「ひばリンピック」の立ち上げ、ビジョンや実施内容を語っていただきました。昼間は企業で働いている照屋さんが、地域の人々、団体、機関を巻き込み、大きなイベントを行うことは容易なことではありません。しかし、企業に働いているからこそプロジェクトマネジメントを確実に行うスキルをもっていらっしゃるということ、郊外であるからこその巻き込む人や団体等が身近に多くいることも大きな要因だと感じました。

3人の盛りだくさんで、とても充実したお話とトークセッションで、1時間はあっという間に過ぎてしまいました。
まだ聞き足りないという参加者もいたかと思いますが、トークイベント後はひばりテラス118内にある、comma,coffeeで交流会を行い、そこでも活発に参加者同士で意見交換を行いました。

そんなこんなで盛況に終わったひばりが丘コネクトは、11月にも開催予定です。
郊外の魅力を高めることは、ひばりが丘団地の「資産価値」を下げない、高められるという未来への投資につながります。
売る人、買う人の好循環を生み出していきたい。そういう思いから、このイベントを継続的に行っていきます!

