子どもはしっかり学んでいるかも。ここだけの保護者会vol.4〜校則は僕たちに何を教えてくれるのか〜開催レポート
2018.04.18
3月25日、ここだけの保護者会vol.4を開催しました。
今回のテーマは【校則は僕たちに何を教えてくれるのか】
学校の先生×色々な立場の大人総勢12名にお集まり頂きました。
[su_heading size=”20″ align=”left” margin=”10″]校則は僕たちに何を教えてくれるのか[/su_heading]
ここだけの保護者会は「学校に関わる人とそうでない人がフラットな立場で対話できる場」
対話を通してみんなの想いを共有し、様々な課題を解決するヒントを見つけていきます。
今回のテーマは「校則は僕たちに何を教えてくれるのか」です。
4月。
幼稚園から小学校へ進学。
小学校から中学校へ進学。
中学校から高校へ進学。
環境が大きく変わる時期となりました。新しい学校に入学した子どもたちに最初に説明される学校のルール「校則」。子どもたちはこの「校則」から何を学んでいるのでしょう。
そもそも「校則」って何なんでしょう。
最近のニュースでは「ブラック校則」なんて言葉も耳にするし!「校則」と言う言葉にネガティブなイメージがあります!
私たちは「校則」から何を学んだんでしょう。実際、どう感じていたか皆さんと共有して、子どもたちにちゃんと伝えたい!ということで、今回のテーマを設定してみました。
[su_heading size=”20″ align=”left” margin=”10″]ルールってきっと楽しくなるためにあるもの[/su_heading]
”校則”とは、学校のきまり。つまり”校則=ルール”ということ。ルールって本来何かを快適にしたり、楽しくするためのもののはずです。
そこで、ルールを楽しむworkに挑戦しました。このworkは紙とペンがあればどこでもできます。みんなで1つのお題に沿って絵を描いていきます。
誰もが知っているお題なのですが、あるルールによってすごくややこしいことになっています。ただ、そのルールが秀逸ですごく楽しいです。(ルールの詳細を知りたい方はこちら)
なぜうまく描けないのか。みんなでああだこうだいうのがすごく楽しい。やっぱりルールって楽しくしてくれるものだと体感することができました。
[su_heading size=”20″ align=”left” margin=”10″]子どもはしっかり学んでいるかも[/su_heading]
会の後半は対話time。お互いの立場が違うことを前提に、対話のルールを全員で共有して対話を進めていきます。
最初の問いは「どんな校則がありましたか?」
それぞれ経験してきた校則や、知っている校則を共有します。
「今はそんな校則あるの!?」
「昔はこんな校則あったんですよ!」
「いやーまだこの校則残ってるんだ!もう良くない?笑」
などなど、様々な世代の方が参加していたので、非常に盛り上がりました。
特に印象に残ったのは、「頭髪」に関する話。ニュースでも話題になっていますが、「頭髪」問題はいつの時代もあるようです。
続いての問いは「僕たちは校則をどう扱っていけば良いか」
色々な校則があることを共有し、それをどう扱っていけば良いかを対話しました。ここでも色々な話が出ましたが、中心となったのは以下の2点。
「校則って見直される機会が少ないかも」
「子どもも校則に対して違和感を感じていても、変えようとするエネルギーはない」
昔からある「高校生らしい〜」等の抽象的な表現。これになんか納得しちゃっているのかもしれません。しかし、子どもたちはこんな校則から学んでいるものがあるかもという話が出ました。
大人が理不尽だと感じる校則に子どもたちは「そういうもんだよ」と納得している事例がありました。
校則から理不尽を学んでいるのか。
理不尽という表現だとこれまたネガティブな印象。理不尽って、要は価値観の違いということでしょうか。
集団には集団の価値観があって、その違いをどう受け入れていくべきか。その部分をみんなで考えることが校則が教えてくれる1つのものかもしれません。
子どもの方がしっかり学んでいるかもしれません。
普段は話しにくい校則について、素直に対話できる場となりました。
なんかスッキリ!これから校則について子どもと話すとき、伝え方が変えられる気がします!
今回はグラフィックレコーダーの本園さんにご協力頂き、対話を“視える化”しました!すごくわかりやすく対話もスムーズに進み、私も含め感動致しました!
ご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
今回も素敵な時間でした!
文:島村学/まちにわ師
写真:平田武/まちにわ師