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親子防災フェス

2023.03.29

大型商業施設「イオンモール東久留米」で「親子防災フェス」が行われました。3月11日。12年前に東日本大震災があった日です。
日頃からイオンではイベントが開かれ、「親子」と「フェス」には馴染みがありますが、「防災」という言葉が大きなイベントに入るのはは初めて。でも「なんか楽しそう」「ちょっと役にたつことが学べそう」そんな思いで出かけた人も多かったのではないでしょうか?
「親子」「防災」「フェス」が見事に溶け合い、たくさんの人が参加したイベントになりました。

オープニングセレモニーには西東京市長、東久留米市長、小平市議会議長も参列。それぞれの市のマスコットキャラクターもやってきました。「防災」」という誰にとっても大切なテーマがありながらも、ちょっと微笑ましい場面もありました。

イオンモール東久留米の1階から3階までを使ってのイベント。「まちにわ ひばりが丘」は1階の案内、2階の8番のブースと3階のスタンプラリーのゴールを受けもちました。

赤いリボンはスタッフの目印。東久留米市第五小学校、西東京市立中原小学校のお父さんたちが実行委員会を立ち上げ企画したイベントに、ひばりが丘団地エリアの住人もたくさん参加しました。まちにわ ひばりが丘では、エリア内のマンションや戸建て住宅はもちろんのこと、ひばりが丘パークヒルズやエリアの外側にも意識を持って「地域ぐるみの防災」を考えてきました。マンションの管理組合の下「防災委員会」が活発に活動しているところもあります。そのような下地があったおかげで、短期間にも関わらず、大勢の人が関わることとなりました。

スタンプラリーポイント8番で活動するメンバー、仕事前に集合。「チームまちにわ」として「携帯トイレ」と「ポリ袋クッキング」を担当します。マンションやエリアを飛び出しての活動は初めてとなりますが、大丈夫!これまで学んだことを一生懸命伝えるだけです。初めて会う人も沢山いますが、チームワークはばっちりです。

地震や断水でトイレが使えない、水が流せない。こんな重大な困りごとに対処するための災害用携帯トイレ。「どうやって液体が固まるのか」という実験教室のようです。子どもも大人も食い入るように実験を見守ります。自宅での避難生活を衛生的に快適に過ごすための備えの必要性もお話しています。

一生懸命説明する、真剣な眼差しで話をきく、きっと小さな体験が心に残ることでしょう。

ブースを訪れ、話を聞いていた東久留米市の富田市長も「知らなかったです。勉強になりました」と話していました。

 

イオンに買い物に来て、このイベントを知り、スタンプラリーに参加した人たちにとっても「トイレ」と「食事」は最も身近な問題。一際人の集まりが大きかったようです。

普段使っている食器をラップでくるむアイデア。使い捨ての食器を用意しておかなくても大丈夫なんだ、と思うと心が軽くなります。「普段使っているものを少しだけ余裕を持ってストックする」という考え方が浸透していくと良いな、という思いがスタッフさんたちから伝わります。

午後になっても人通りは途絶えません。机を取り囲む人の外側にも人が溜まります。出て行って積極的に話をすると、お客さんもしっかりと聞いてくれました。

他のブースでも色々な体験をすることができました。「ローリングストック」「紙の食器」「地域のコミュニティFM」「災害時の伝言ダイアル」「段ボールベッド」たくさんのことをクイズをしながら楽しく学べるようになっていました。まちにわの住人がスタッフをしているブースもありました。地域の活動にも関わっていることがわかりました。

小平からやって来た「͡コダレンジャー」は神出鬼没。どこでも人気者でした。

 

外では消防署の協力で起震車の体験やAEDの体験など。どこも長い列ができていました。

「親子で不自由を楽しもう」の副題のとおり、ご家族連れが多く参加していましたが、高齢の方も熱心に話を聞いていました。
まちにわ ひばりが丘の住人の皆さんは、いざという時、地域の人々の「共助の力」が大切であることを、これまでの「防災講座」で学んできました。
日々の暮らしの中で、地域とのつながりを持つことのすばらしさを皆さんの輝く表情が表していました。
お疲れ様でした。